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2009.03.06 (Fri)

伝えたいだけ 理由はシンプル

突然小話が始まります。
日さまと英。引き合いにメリーが出てきますが、ふつえいのつもりで書いてます。
しかし詳細がないので、何がなんだか。





「頑張れって結局は突き放しなんですよね」

 遠い島国の友人は伏し目がちにそう溢した。

「幼い頃の話になるのですが、頑張れと言われるのがとても厭だったんです。言われる度に、充分頑張ってるのにどうして理解してくれないんだろうって悔しかったり、悲しかったりしました」

「しかしまあ、長じるにつれてそれ以外にかける言葉というのも思いつかないものだというのを痛感致しましたが」

「言葉の貧困さがお恥ずかしい限りです」

 本当に恥じたように目を伏せ、口元を覆う。その仕種は心理学的には排他的と評される。しかし日本にとっては既にクセのようなものらしい。

「そんな折りですかね。アメリカさんが、仰ったんです」

 黒い瞳がじっと俺の目を覗き見た。日本は人と目を合わせるのが苦手だと言いながら時々こうして、感情の読めない目で俺を凝視する。
 色々不都合な部分まで見透かされているようで据わりが悪くなる。

「You can do it.」

「簡単な言葉ですよね。今や我が国では中一レベルの文章ですよ」

「けれどそう言って頂いた瞬間とても心があたたかくなったのを今でも覚えています」

「素敵な言葉ですよね」

「きっとアメリカさんも沢山言われたのでしょう。沢山の愛情と共に」

「そんな素晴らしい想いが巡り巡って私のところまで来たんです」

 にこりと微笑まれる。
 日本の笑みはいつだってやわらかくて、とても優しい。
 愛されていると錯覚する程に。

「今、あなたにお返しします。イギリスさん」

 白い白い、子どものように無垢な手が俺の頭を撫でる。少し遠慮がちに。
 初めての優しさにひどく戸惑う。恥ずかしいのか。嬉しいのか。ただ頬が熱くなるのを感じた。

「あなたならできますよ」

「私はそう信じています」

 むず痒いようなその言葉と抱擁。与えられたことのない愛情。
 許容量を超えたそれは溢れて、ぼろぼろと頬を濡らす。
 喉がぶるぶる震える。苦しい。痛い。熱い。けれどひどく嬉しい。

「ありがとう、日本」

 みっともなく声が震えた。しかし伝えなくてはならない言葉だった。
 日本はやはり当たり前のように優しい声で、どういたしましてと小さく呟いた。





書きたいとこだけ書いたら、自分が楽しいだけだった。という悪い結果です。

普段はノートにこういうメモをするのですが、ノートを持ってなかったので携帯にメモ。
打つスピードと考える速度が違うので追っつかなくて、ワタワタしました。

走り書きメモは高校のときによくやってて、一時期から全くしなくなったのですが、やはりこちらの方がネタが蓄積します。
書くと整理できるし。
けれどきちんと文章にするまでができなくてめげてます。ネタを前にうんうん唸り続けてしまう。

文章って突き詰めると、小説であろうと一定の雛型ができるじゃないですか。
しかしそんな雛型にハマった文章を書きたくないというジレンマ。
けれど奇抜にしようとすると他者に伝わらない。伝わらなきゃ意味はないだろ。
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