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2008.08.24 (Sun)

永らく夢を見ていたんだよ

なんか訳の分からないメリといぎの話なのでちょっと下げるよ!
しかも終わってないんだぜー。

 新大陸の子どもは美しいスカイブルーの目を持っていた。
 子どもの宗主国に当たる自分はそれがとても好きだった。しかし青と言えど色彩は千差万別であり、俺が最も愛したのは空のその色ではなく海のその色だった。
 拙い舌で俺を呼ぶその子どもの声は鈴のように軽やかだった。これに比類する名前を呼ぶ声はない。
 唯一、比肩するとしたら細波のように緩やかにやわらかなおやすみと囁く声くらいである。

 嗚呼。だがしかし、俺は愛しい愛しい新大陸の子どものそれらと並び得る瞳の色彩も、耳に優しい声も失った。

 失ったものは戻らない。そう気付き、ある日比較することをやめた。
 それは新大陸の子どもにも、失ってしまったそれらを持つ男にも悪いことだと遅くなったが悟ったからだ。
 それぞれ個々が持つそれは比較するものではなく、個別に愛おしむものであると理解した。
 そうすることで俺は、失ったものを思い出へと昇華させた。

 自分の感情すら蓋をして何処かにしまい込んだ。

 ある日、唐突に又俺は愛しい色彩と声を失くした。
 新大陸の子どもはもうあの屈託のない瞳で俺を見ない。軽やかに俺の名前を呼ばない。

「イギリス」

 子どもの声には険が混じる。呼ばれ慣れた名前である筈なのに、何か耳に違和感を覚える。
 軽やかな響きが既に過去であったことは理解している。それは失ったものであると知っている。

「……そんな目で見ないでおくれよ」
「どんな目だ」
「過去ばっかり見てる」

 子どもは拗ねるような声でそう言った。その響きはひどく甘い。

「過去と現在を照らし合わせることは重要だ」
「経験主義ってんだろ? 分かってるさ。そんなことじゃない」

なんか君のはそうじゃないって否定するメリーとか、思い出に昇華できないギリスとかを書こうとしたのですが眠さに断念。
特急快適すぐる。
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